僕と猫。
狠志

存在理由を無くした猫は。

ととぼと。

いや。

ぽつぽつと。

歩いてく。

誰からも必要とされず。

誰からも頼られず。

誰からも愛されなくなったから。

歩き出した。

猫は何度も、にゃー。

と鳴いた。

泣いた。

何度も何度も、ないた。

誰も、気にせずに。

猫は一人ぼっち。


猫は、探してる。

猫は、歩こうとしてる。

ゆっくり、休める。

居場所を求めて。


次は、どこいこっかな。



にゃー。


自由詩 僕と猫。 Copyright 狠志 2006-11-25 00:48:30
notebook Home 戻る