未有花

空にはいつも夢があった
憧れが青くきらめき
愛さえも赤く燃えていた

だけどこんな曇り日には
未来が見えなくて
泣き虫の君の瞳から
大粒の雨が降る

悲しまないで 君だけは
決して不幸にはさせない
細い君の肩を抱きしめた

空にはいつも夢があった
幸福しあわせが遠く輝き
希望の光照らしていた

そうさ僕らにはあの日の
朝焼けの空が
今でも胸によみがえる
愛だけみつめていたね

悲しまないで いつの日か
夢に近づいてみせるから
今は僕のことを信じて

空にはいつも夢があった
憧れが青くきらめき
愛さえも赤く燃えていた

うつむかないで もう一度
空を見上げてごらんよ
きれいな虹が君にも見えるだろう

僕らの空の向こうに
あの日の空の向こうに



自由詩Copyright 未有花 2006-11-20 12:37:03
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