秋の白
愛心



全てが色づく季節

黄色の銀杏

真赤な紅葉

茶色の樹

紫が重なる夕暮れの空

目に優しいカラフルな季節

どこを見ても色があって

ふと、切なくなる



眠るとき、つい泣いた




朝、大あくびして外に出る

冷たい風に驚いて

ピクリと縮こまる

―寒いなあ

ふと呟いて気付いた

黄色に赤

茶色に青

それに混じる

白い息




自由詩 秋の白 Copyright 愛心 2006-11-18 20:53:56
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