目をつむる君
春日響

僕らは脆い絆で結ばれたんだ
君は拒んでいたもののいつのまにか熱いキスをして
まだ寒い寒い冬のことだった
ホットカーペットは役に立つ
時をうしなってしまった

君は拒んでいたもののいつのまにか交わって
笑顔をたくさん見 せ た 僕 に
そのあと降る雪を手渡した

かるい つめたい やわらかい とげになる

若くて何も知らない
それは僕で
君は帰っていった 
嘘っぱちの優しさで縛られて
いた君は彼のもとに走っていったんだ


自由詩 目をつむる君 Copyright 春日響 2004-03-24 23:56:27
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