こうみゃく
玉兎

ぼくらは
きっと
あつまっているのでは
ないのだらう

めのまえを
とおりすぎてゆく
ひかりのおびに
みとれるが
あとを
おうわけでもなく

そっと
うちがわから
やはらかに
ながれて
ゆくやうな
ところに

おのおのが
たどりつくまで
ぼくたちは
たがいに
ひびきあいながら

ここで
さまざまな
ふあんや
みらいや
うれいを
だいて
いきてゆくのだらう


自由詩 こうみゃく Copyright 玉兎 2004-03-24 20:57:57
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