いとしいきみへ

小さな手に握られた指が
   離せなくて 
ずっと寝顔を 見ていたい

   不思議な感じ
 何もかも違ってみえる
 
 些細なことが嬉しくて
 ちょっと照れくさくて
 
 頭を小突かれるまで
 ニヤニヤ眺めてた 

 でも止められなくて
 笑いをかみ殺すのに

   必死だった



  桜が降り注ぐ
          朝の出来事


自由詩 いとしいきみへ Copyright  2004-03-23 23:34:47
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