生き方
海月

学生は撫で合いを求めて学校に行く
彼氏と彼女の意味のない領域を作る
男女間に友達の領域は存在せず

社会人は生きる為に会社に行く
自分の時間を持つ事は許されず
仕事と言うなの課題をやり過す

僕はいつもやり場のない感情
泣く事や笑う事もなくなり
名前だけの存在と化していた
愛想笑いや社交辞令を使い
心にもないことを実行する

電車の中で痴漢容疑で誰かが捕まる
周りは愚かな目で見るものもいれば
それが男の性と読むものも在り
被害者は静かに目を瞑る

女性はブランド品を男性に強請る
男性を魅了する媚薬を精一杯に見せつけ
弄ぶのは下心と財布の中身

僕は嘘を吐く事が上手くなっていた
人の目を見て嘘を平然と吐く
大きな見返りを見せ付けて
結局は小さな見返りしかあげない
残りは全部自分の元する

偽善者になって生きるのもいいだろう
寧ろ、僕らは小学生の時から偽善者になっていた

「イジメは悪い事ですか?」
「はい、そうです。」

万丈一致の答えにはウンザリする
仲間外れは可哀想と決め付けたのは誰だ?
独りを望むものもいるだろう

静かに闇の中で手探りで自分らしい生き方を見つける
例えそれが間違った答えでもイイさ
例えそれが一人だけのだけの答えでもイイさ
自分の出した答えに責任を持てばイイだけさ


自由詩 生き方 Copyright 海月 2006-10-31 21:11:28
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