零落(八)
信天翁

    エンゼルのはしごが 西空から降りています
   マリンパークの ブルーサンビーチにむかって
              まるで雲の展示会です

               舵もなく 櫂もなく
             潮騒にゆだねているのは
         ウインドサーファーの孤影でした

     あゝ 冷たい光沢の歯を むきだしている
                セントレアの波ょ
どうして そんなに 呪文を称えてばかりいるのです

 


自由詩 零落(八) Copyright 信天翁 2006-10-28 11:54:31
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