緋色の季節
ajisai

山の端を染めるは緋色

茜より深くより味わい深げ

もう日が沈むのか

今日という日をだんだんと短く感じていく

山の緑はまだ色を変えない

でも夕暮れの山の端の色は

まるで紅葉した樹木のよう

もうすぐ山も色を変えていくのだろう

刻々と日は巡り季節も巡る



自由詩 緋色の季節 Copyright ajisai 2006-09-29 12:08:37
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