流れる雲を見ながら
山崎 風雅

 今日につながる道は平坦じゃなかった
 曲がりくねった道もあり
 ぬかるんだ道もあった

 黒い雲に隠れて見えない午後も
 太陽は必ず裏切らず昇ってきてくれた

 夜のジャングルにいた頃
 眩し過ぎる太陽から逃げていた

 はたして僕はどこに向っているのか?
 この道を歩けばどこにたどりつくのか?

 たった一人で迷宮の中をさ迷える時
 行ったり来たりの僕の脳髄は
 微かにキリキリ音をたて
 心は空を優雅に流れる雲の行き先を見守っている


 


自由詩 流れる雲を見ながら Copyright 山崎 風雅 2006-09-26 12:33:08
notebook Home 戻る