36、プラネタリウム 【ぷらねたりうむ】
雨宮 之人

誰かの夢が これを創った
「星空を届けよう」
そう 彼の眼はきっと
どの星よりも 輝いていた

暗い天井が 星空になり
小さな部屋は 宇宙を閉じ込める
天の川も 手のひらの上

創られた星空の外では
軌跡を描いて流れる流星
焦がれてなお 輝きを増して

それぞれの宇宙そらを映し
両目の奥、焼き付けた光
心のしるべとなり未来へ
プラネタリウム 求めた夢を照らせ


自由詩 36、プラネタリウム 【ぷらねたりうむ】 Copyright 雨宮 之人 2006-09-24 16:55:55
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