午後

読みかけの本が
テーブルの上で
風を受ける

ぱら ぱらぱら

微睡みの中から
引っ張りあげるには
物足りなかったようで

ポットとティーカップを
そっと置いて
鼻をつまもうか
キスをしようか
考えてみる


自由詩 午後 Copyright  2006-08-28 21:21:44
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