The Lady of Shallot /序章
atsuchan69

     
  +。
    ☆:
゜    ゛
   .+

 城の階段に死の影がゆらめき
 か細い蝋燭の焔の先
 白くかがやく明るさのうちに
 //灯るのは、
 健気でつよい恋心 
         .*。 ゛

 「それを止めるのは
 ――魔法使い
 マリーン、
  貴方だけだ ))))))

 しかし妖術をもってしても
 彼女の想いに勝てるだろうか?

 その部屋は閉ざされていて
  鮮やかな布と刺繍
 彼女は針を手に、
鏡のまえで言った、
 「影の世界はもう、うんざりだわ

 抜いた刃の眩ゆき光、
  ランスロット! 
 高貴なる円卓の騎士よ
 カメロットの城に いざ行け//
 女は呪う、可憐なる瞳に
いのちを賭けて!
            *゜☆
         .* °★゜..★..゜ 
           ☆ ° *
             .*゜ ★..
                  .+

 今しも彼女は城を出てゆく
 「ああ、ランスロット!
 私のあなた・・・・

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夏目漱石/薤露行より
 一部アレンジと引用をしました


自由詩 The Lady of Shallot /序章 Copyright atsuchan69 2006-08-22 01:53:39
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