震える思い
小太郎
なんとなくの予感が外れ続けて
はずだったのに
ですぎていくことが多い
僕は全てをそれなりにうまくこなして
相応の評価を浴び続けるはずだったのに
と思いながら過ごすと
現実はぜんぶ見当違い
思ったとおりに物事がすすむなんて
考えたことは無いけれど
思い通りにならないことが
こんなに日々を悲しくするとは
想像したことも無かった
楽観さがとりえの人は
誰からも注目されなくなった時
どう振舞えばいいのか分からなくなる
だって
楽観さは他人に認めてもらって
存在価値を見出すもの
音も光もない部屋で目を閉じて
将来を考えなおす時間と心の中に空っぽの部屋をください
できれば春の間だけでも翼をください
そらをまえばきっとみんなぼくにきづいてくれるから
自由詩
震える思い
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小太郎
2004-03-04 01:22:45