夏のある日
天使


「ばかやろう!!」

そう言って 駆け出した君。


わかっているよ。


本当は ずっとそばにいて欲しかったんだよね?


ごめんね。


私が君を 悲しませたんだよね・・・


私が君を 傷つけたんだよね。




夏のある日 セミが鳴く声が響き渡る


君と約束した 海へ行くって

君と約束した 遊園地に行くって

君と約束した プールに行くって

君と約束した かき氷食べるって

君と約束した プリクラ撮るって

君と約束した バーベキューするって

君と約束した 服を買いに行くって

君と約束した おそろいの指輪を買うって

君と約束した 花火をするって



君と 約束した・・・ ずっと一緒にいるって・・・

”二人で思い出作ろうね”って

約束したのに 約束したのに!

ごめんね・・・ごめんね・・・ごめんね・・・・。


私・・・もぅ・・・約束守れない。

私・・もう・・約束出来ない。


セミの声 響く 夕方


君の目の前で 私は


永遠の 眠りに・・・・ついた。



自由詩 夏のある日 Copyright 天使 2006-08-06 17:08:15
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