愛情 感情 表情 
天使

チクチクと僕の心を少しずつ 傷付ける君の目は

僕の隠してることさえも 見透かしているようで


僕のこと ザクザクと切れつけるそのナイフは

僕の弱いところさえも 強くなれと切りつける


僕の背に ギリギリ爪をたてる君の手は

赤い赤い爪あとで僕の背にツバサを描いてくれる・・・

”僕に 飛べと?”



いつも いつも 変わらないままの 表情

君の 感情は 一体何処にあるの?



君はいつも 僕に傷をつけて

それでも それは 優しさだと言う・・・。


君は誰を その心に想う?

君は僕を その瞳に映してる?


僕を傷つける君は いつも僕のこと見ていない・・・どうして?


僕はこんなにも見ているのに・・・・



”ねぇ・・・・こっちみて・・・君に付けられたこの傷跡を 君に愛されたこの身体を・・・
見て・・・?見て?・・・・みて・・”



僕はこんなにも 君を想っているのに・・・

君は僕を 本当に愛してる?


「君を愛してる・・・君を愛してる・・・・」

そう言い 抱きしめた 君のこと。


ねぇ 今君は 笑ってる? 泣いてる? それでもまた無表情?


お願いだから 君の表情見せて?


君の気持ちを 感情を この目で 見たい。


傷にしみるしずくが一筋・・・落ちた。



「泣いてるの・・・?」


そう聞いてみても 君は無言のまま

そのしずくを流し続ける。



”ありがとう”




自由詩 愛情 感情 表情  Copyright 天使 2006-08-06 17:00:24
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