赤い季節(七)
信天翁

          黒い太陽が投げつけている
     スライダーに似せたにびいろの雲影を
             つつじが丘のひだと
            八幡の森のぼんぼりに
      あゝ 齢を重ねることで見えてくる
おいぼれを葬るにはうってつけの風光が・・・・
  まんまくのない最果ての荒地で転がっている
          あざむく氷結した石英 と
         さいなむ発火した石炭 とが
                   乱雑に




自由詩 赤い季節(七) Copyright 信天翁 2006-08-01 09:52:43
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