7、星 【ほし】
雨宮 之人

高層ビルの屋上で
夜を 覗いていた
時が降ってきて
私は この惑星に取り残された

いにしえ でしかないよ
そう教わったのは幼い頃
数億 その時に
私は打たれながら いつか年老いた

支配的な元素
空虚に 満たされた黒
引き合いながら 広がってゆく球体

点在し 寄り添いながら星は
バランスし 時に曖昧に曇り星は
惑う私たちを 置き去りにする


自由詩 7、星 【ほし】 Copyright 雨宮 之人 2006-07-29 23:22:04
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