カミサマガイネン
アルビノ




カミサマなんていないって
きみはいうけど
ぼくには昔から神様がついている
おさない頃に神様だよ、と渡された瀬戸のにんぎょうは
きょうもぼくに崇められている

カミサマは万能じゃなくて
愛している
ぼくやだれかの神様にしかなれない
信じるものは救われるってさ、
猫に小判ってさ、
きみはにんぎょうのなかの神様 みえないだろ


きっとそういうことなんだとおもう
信仰心というものは
カミサマっていうものは


だから、
きょうもぼくはだれかの神様になっている
きょうもだれかがあのひとを神様にしている







自由詩 カミサマガイネン Copyright アルビノ 2006-07-28 10:35:34
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