小景(二十)
信天翁

放置されている
錆び付いたモニュメントが
無聊の果てで

  はにかんでいる
  傷付いたオブジェが
  悔恨のなかで
  
    削られている
    ゆらぐパビリオンが
    イリュージョンのしたで
    
      泣かされている
      ロボットの<時><空>が
      野仏のかたわらで


自由詩 小景(二十) Copyright 信天翁 2006-07-25 19:03:05
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