ヒカリ
Kanata.

ある日 扉が開き
中から光が溢れ出た

長年閉まっていたモノが放たれ
外の光らしき眩しいものと共に 一人の人間が現れた

やけに汚れていた
頬の傷がやけに痛々しい

あなたは何かを 守ったのか

それとも 殺したのか

わたしは問いたい

その人間は全身に光を浴びて
溶けていった

わたしはただ
途方にくれた


自由詩 ヒカリ Copyright Kanata. 2004-02-28 13:13:24
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