夢と風。
狠志

僕の見たユメは、
憶えることが出来なくて。

朝には真っ白で目覚めるんだ。

ユメの中のボクは、
何がしたいのだろうか。

ボクの記憶まで消して。

誰かと何かをしてるの?
嫌なことを隠れてしてるの?
ユメを独り占めしたいの?

朝日には、ユメの力はなくて。
現実を叩き込むかのような。

眩しい光で、考える頭を消してしまう。

僕の見たユメは、たぶん。
とてもイヤらしさで溢れてるんだ。

そして、ボクはそれを独り占めしたいんだ。

開け放った窓からは、
そんな一日を押しつけるような、
生暖かい風が、僕に纏わりつく。



自由詩 夢と風。 Copyright 狠志 2006-07-14 02:18:59
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