寝言
山崎 風雅

 君は守られてきた
 君は飲み込まれてきた

 世界は広い
 類は友を呼ぶ

 新しい世界に飛び込むのは勇気のいることだ
 君も飛ばなきゃならない

 君を照らす太陽の下で
 エネルギーに満ちた空気を
 胸いっぱいに吸って

 刻め心に
 『勇気』という言葉を
 
 高層ビルの屋上から
 街を見下ろすんだ
 僕達の住んでる世界
 小さく見える人々のそれぞれに
 暖かい血が流れている

 今日生きてるからといって
 明日も生があるとは限らない
 
 寝言をいうのは止めて
 寝言をいうのは止めて

 生きる本当の意味を見つける旅は
 今からでも遅くない






自由詩 寝言 Copyright 山崎 風雅 2006-07-10 01:36:37
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