いつかインターネットでこの詩を読むであろうあなたに
tonpekep

解かれるものがあって
解けないものもあって
元気ですか
その言葉だけで繋がっている

わたしを折る
折りたたむ
そして開けば
鶴にでもなりたい

配達の遅れた願いのようなものが届く
今頃になって
幸せになってほしいと
父親のようなことを願う

時間割表に添って
わたしらは生まれ
巻絵のような
歴史の最後の辺りで
わたしはあなたと出会っている

周りにはいつでも壁がありつづけている
そして角を見つけることで安心を得ている
隠れることが得意ですなんて
履歴書に書いたような気もする
いつまでも角を曲がりつづけている

わたしは
ものすごく臆病で
ときどき神さまのようなものに祈っている
みんなが幸せでありますようにと

ものすごく簡単な挨拶が
ずっとできないでいる
わたしもあなたも

喧嘩のようなものをしたい
喧嘩のようなものをしたいと思いつづけている
叱ることもなく
叱られることもなく


自由詩 いつかインターネットでこの詩を読むであろうあなたに Copyright tonpekep 2006-07-01 20:52:54
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