青白いピエロが嗤う
チェザーレ
風に揺れるは夜
よせてはかえす 幽霊船
もうどこへも行きたくない
惑星帰りの顔色で
月に憑かれて踊った夜は
耳に蓋して寝てしまえ
薫るだろう?
彼女のすすり泣く声
金切り声のポルタメントに聞き惚れる
海に浮かぶは夜
帰りゆく月の光と寄せる波
もうここにもいられない
自由詩
青白いピエロが嗤う
Copyright
チェザーレ
2006-06-13 02:19:29
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