ぽえむ君−人生−
ぽえむ君

ぼくは詩を書きたい

いつの日か
自分の歩んできた道を
振り返るときがある
しかしそれは
これから進むべき道よりも
ずっとずっと短い

今日もまた

朝の散歩をしていると
老人に出会いました

老人の目は輝いている
それは何かを創造している目
体は衰えてしまっているとしても
心は成長し続けている

多くの苦労や喜びを経験し
それでもなお
夢を見つつ
夢をつかみつつ
ゆるぎない意志とともに
心は歩み続ける

老人は今日も生きる
ぼくも今日を生きる

いつの日か
自分の歩んできた道を
振り返るときがある
しかしそれは
これから進むべき道よりも
ずっとずっと短いのだから

明日もまた

語るための詩ではなく
黙らせるための詩を作りたい


自由詩 ぽえむ君−人生− Copyright ぽえむ君 2006-06-08 14:39:53
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