色彩のカラダ
光冨郁也
わたしのカラダ。
植物のツタのようにほそくねじれて、
せかいの天蓋にむけて、
のびていきます。
くるぶしまでのひたる水。
は さざなみのように、
わたしをすくめ。
日のひかりいっぱいにあびて。
風 にふかれて葉がゆれる、
色彩のカラダ。
ゆれる紅の花を咲かせます。
おおきく手をそらいっぱいひろげて。
色彩のカラダ、
せかいの天蓋をこじあけます。
自由詩
色彩のカラダ
Copyright
光冨郁也
2006-05-24 19:41:49
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