晩春の朝
流人


晩春の小雨は

しっとりと彩づくつつじを湿らせ

新緑のにほいを

みずみずしい大気に

浸透させるのであった。


もう水無月がそこにある。

 


自由詩 晩春の朝 Copyright 流人 2006-05-16 13:29:59
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