豹、その速さで壊れるな
AB(なかほど)
そんなにくるくる回ってると
溶けちゃうよって
大丈夫だよ
あたしゃバターにはなりません
その頃六本木で
夜な夜な扇子を振っていたチブラさんは
今では黒門市場通りを疾走している
とガロイさんが話してくれた
黄色地に散らばった
曼荼羅模様のひとつひとつの
その真ん中を覗くと
ひとつの沼と村が消えるところ
ガロイさん
今僕らが手にした紙とペンで
何かを止めることができるだろうか
fromAB
自由詩
豹、その速さで壊れるな
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AB(なかほど)
2006-05-14 19:10:42
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