Kranke
信天翁

プラットホームにいたひと
と 
病院の待合室で出食わした
そのひと

わたしと同様の患者だったのだ

病院の待合室で出遭ったそのひと

プラットホームでまた遇った

わたしと同様 患者にはみえなかった

(特急電車の愛称は《悲愴》号
黒いかぜをきってターミナルへと突っ走る)




自由詩 Kranke Copyright 信天翁 2006-05-14 11:12:21
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