ホー ホー ホー
山崎 風雅

 ホー 
 ホー 
 ホー

 梟が森のみんなに子守り歌

 安らかな慰めの夜は
 生きることを勇気づける

 長く眠れない日が続き
 約束を破った後悔の響き
 それでも季節は煌いて
 時折訪ねるまぶしさに
 僕は感謝の心で満たされる

 繰り返す雨と晴天の日々
 流されながら
 心の角がとれてゆく
 小さな幸せを見つける度に
 心の金庫に宝物が増えていく

 そして
 いつのまにか僕も詩人になって
 心の進化を目指してる
 
 荒くれた世間で
 自分の足元も固められなぬ不甲斐なさ
 でもね
 懸命に生きている
 
 勝ち負けに心を奪われていた時代には
 親友なんていなかった
 
 あぁ 眠たい
 さぁ 寝るとしよう

 ホー 
 ホー 
 ホー



 

 


自由詩 ホー ホー ホー Copyright 山崎 風雅 2006-04-29 23:18:10
notebook Home 戻る