無題
ミネ

一寸の安らぎに
耐えかねて
毒を飲んで吐き
もだえる
仏門の前に立って
拝んだりしてみても
卑猥な美しさに見とれ
煩悩と野蛮にふける
しつこい奴には平気で眉をしかめるし
腹の立つことは瞬時に爆発してしまう
おきまりの雑務
平々凡々の課題
それはそれでいいのだ
と思いながら
屈折した車道を
またひた走る


自由詩 無題 Copyright ミネ 2006-04-28 00:55:15
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