生きる
さち

翔けぬけてゆく
批判と嘲笑の絡まりつく
常識というツタをかきわけて

誰かの作った方眼用紙に
僕の未来はえがけない

たとえば
星と星の間を結んで
たとえば
風のペンで
たとえば
海のインクで
どこまでも
えがくから

勢いが命だから
崩れやすい岩場だって
崩れ落ちるより早く
生まれたときに 持ってきた
コンパスを信じて

翔けぬけてゆく

翔けぬけてゆく


自由詩 生きる Copyright さち 2004-02-11 11:05:10
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