狂犬のような国
こめ

聞きたいよ君の歌を

お願いだ聞かせてくれ

僕をもうこれ以上悲しませないでくれ

これ以上僕をもて遊ばないでくれ

君は僕のことを古い壊れた

ブリキのおもちゃくらいにしか見てないだろうな

このまま僕はおもちゃのままなのかな

影だけしかない世界の中で

僕は這いつくばりながら

涙を流しながら

僕は生きてきた

この世界では

必死に頑張って働く人より

上の人間の犬のように

こびを売っている方が上にいく

こんな世の中で僕は

生きていけるわけがない

この国は狂っている

もう狂犬とおなじようにね


自由詩 狂犬のような国 Copyright こめ 2006-04-22 16:58:42
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