日々に疎く⑨
信天翁

         シェーバーの刃のように
      うとましく震えおののいている
       つつじが丘のひだは春の宵闇

     きのうは「気」の地図が改訂され
    きょうは「血」の感触が糊塗される
         そして あしたは・・・
あしたは「水」の波動も軽蔑されるのだろう

          あゝ おしよせてくる
 にびいろをした四次元の落差とそのエコー




自由詩 日々に疎く⑨ Copyright 信天翁 2006-04-20 22:27:14
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