四行詩(抄)Ⅳ
信天翁

      落日まじかのプロムナード
      ひとかげは猫の尻尾となり
    もやにまぎれてプツンときえる
わが身にせまる不透明な四次元のように

          *     

        肉体に封印されていた
     死生の神秘をあばきだすのか
    スフィンクスがうごめきだした
      未完成のロボットとなって



自由詩 四行詩(抄)Ⅳ Copyright 信天翁 2006-04-01 14:52:22
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