ロマネコンティ ’85
RYO

月の光に照らされ
テーブルの上に
ふたつのグラス。
それは神秘の赤。

壮麗にして優美。
ドメーヌの持つ長所を凝縮し
見事な味わいと香りを放つ。
それは気品の赤。

テラスに置かれたテーブルに
ストーブの火影がゆれている。
月の光がロマネを赤く照らしだす。

香り高きキミの頬が薔薇色に燃え
官能的に陶酔していく。
僕はさらにキミの肌を赤く染めてゆく。


自由詩 ロマネコンティ ’85 Copyright RYO 2006-03-26 13:15:53
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