スピードの速さ
喫煙変拍子




十分な勢い



偶発する、希望の類い等は到底見えやしない
まるで命のキャッチボールをしている途中に
春先には必ず現れる湿めったキューピットが
先代一隅の悪戯を犯し、今投げようと試みる
男の、それは豪快な人差し指に纏わり着き、
結果として顔面に命を食らった受け手の男が
今度は更に速い命を、そして更に速い命を、
という繰り返しが原因で勃発した様な内戦で
仰向けのまま飢え死にした女が最後に灯した



火を消すのに


自由詩 スピードの速さ Copyright 喫煙変拍子 2004-02-06 20:22:16
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