case of murder
篠有里
かつて、そこにあった事が、言われます。
母の親のまだ母から、小さい家、乾いた川、ある村で、
子供の母からまたその伝聞の伝聞、過ぎた時間およびその源から聞きました。
村および町でその中間である集落。結局は単なるcase of murderです。
それがそうである意味、思慮および質問は、いつも意味が無い事と判断されます。
夫婦であって、パートタイムの兼業農家です。かつ一般的。いつでも普通にありのままに。
一人の子供がいる事実。今日の食物を得るために、それは毎日機能しました。
今日は本当に暑い日です。夫婦についていえば、彼らによって農作業をしていました。
結局は単に言われた事のために、何が起こったかについての推測です。
いつも夫の内部で心に何かを持っていた日々。ねじ伏せられる事実、実情、真実。
空は彼の妻が青いと言ったよりむしろ、蒸気で白く濁っていました。鬱屈した空です。
想像の光景は続きます。日なたで道具がきらきら光っています。影は背の低い黒い人です。
二人で畑を耕す事。会話の中に夫の内部が垣間見えて、そこに何らかの軋轢が生じます。
それはほんの些細な事です。小さな事が二人を争わせます。取るに足らない事の連続。
妻は、夫に対して何か言いました。夫の内部にある、それに触れます。
いつしか諍いは彼らをおいて大きくなり、しかし、気がついた時にはもう遅く、
鍬で、夫によって、妻が予期せぬ結果を招きます。
それは気づかないうちに、言葉もなく速やかに行われました。
夫は鍬を、何回も何回も何回も振りかざします。そして斬って殴って斬りつけます。
怒りは、爆発的な繰り返しを持って、突進して、道具を武器にして妻の身体を耕しました。
子供の母である妻、あの日夫が彼自身を何かに引き渡したという事実、
およびそれを子供が知る事。
夫の妻が何故死んだか何故それがそうなったか、いつも意味が無い理由および質問は、
誰の口から発せられても誰も答える事が出来ません。彼のその後は単なる事実の一つです。
妻の子供は彼を、決して、死ぬまで、許しませんでした。その存在を厭い、捨て去った現実。
彼は真面目に刑期を勤め上げた後、故郷の村、乾いた川、その側に小さな家を建て、
そして、彼は、死ぬまで、単独で、そこに住みました。
かつて、そこにあった事が、言われています。
そこには、今は、何も無いです。