第七弦未決『oldsoup氏は秘技を知らない ― 問題提起として』
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別にじぶんの批評文に説明書を付けてやる必要も感じないので、おれの批評になにやら独り言のようなコメントが付いていても黙っていた。後になってティラノサウルスしが感想文という、批評をかいたおれにしてみれば非常にありがたいものを書いていただいているのを見てオーとか思っているとその後から第七弦未決しが何か書いている。おそらくおれがあのコメントにコメントしなかったためと思われるけれども、コメント欄は掲示板じゃないのでごちゃごちゃしてもうざいだけなのでおれは一応だれのコメントであっても基本的に返事はしない。なぜ文書を投稿したのか、その辺の本当の気持ちはよくわからないが、ただそれによってあのコメントが意味を喪失するのは確かな話だ。
どうやら第七弦未決しはカチンときているようである。書いた当の本人に一応どうみても納得していただいているのに第七弦未決しはなにかおれに言いたいことがあるらしく、それで批評散文エッセイ欄におれの名前が複数陳列されるようなことになってoldsoupの大安売りである。再度書くけれども本人が納得していて本人じゃないひとが「だろうか?」「だろうか?」「だろうか?」といっている、その辺がよくわかんない。よくわかんないのでその辺を明らかにしてほしかったんだがまあ、説明もない。だからどうしようもない。問題を提起されても、困ります。受け取れません。押し売りはお断りです。
それでもひとつ書いておかねばならないのは、おれが書いた「嘘」という言葉は別に否定的な意味合いをもっていなかったということであるよ。しかし、それがなんとまあ、第七弦未決しの文章ではおもいっきり否定的な意味合いで書かれている、どころか、「嘘」「本当」という対義語的位置関係がいつの間にか「嘘」「本物」というなんの関係だか不明な関係にすり替わっているのでオドロキだ。たぶんその辺が第七弦未決しの勘違いだが、「本物」の対義語は「偽物」であるが、「嘘」=「偽物」ではないのだ。おれがあの批評文でこれは偽物だ、なんて言ってたら、あるいは第七弦未決しの文章中の「嘘」を「偽物」と置換すれば、確かに彼の文章も一応の正当性をもってくるのだろうけれども、嘘=偽物ではないのであって、そういった基準を元に書かれているあの文章とおれの批評とは、まったくベクトルが違う。あれは偽物に関して語っている文章だ。
三度くりかえすけど書いた本人が感想文という得難いものをおれに対して書いてくれているのに書いた本人でもない第七弦未決しはああいう文章を書いているんである。別にそれはいいんですけど今述べたように的外れであるし、このままもつれあっても何も得をしない感じがする。得しない話はできない。ボランティアならまだ公園の空き缶を拾った方が感動される。おれは第七弦未決しと対立の構図を描きたいわけでも、的外れな問題で肯定的に論議する場を築きたいわけでもない。しかるに第七弦未決しは「秘技を知らない」と銘打って「それで?」と挑発してくるんであるが、おれはそれでも表に出ろとは言わない。裏から帰っていただきたい。