幸せ
バカ男

小さな人が困った顔をしていた、きっと困っていたと思う


ケチャップでしょうかマヨネーズでしょうか幸せにいつも足りないのは


君と手を繋ぎ星空を眺めていた一面のペンギン畑


自転車に乗って会いに行った君がつまらなそうに犬を蹴ってた


おろしたての服を着たあの日はいったい何の幸せだったろう


屋根の上でずっと歌っていようか馬鹿みたいに死んでもいいから


救急車の真似をしながらこぐブランコが私たちは好きだった




短歌 幸せ Copyright バカ男 2006-02-28 23:20:16
notebook Home