ルミナス
Mélodie

サヨナラ、は言わない
言わないことがサヨナラだった

またね、と言った
言うことが二度と会わない証だった

頬を濡らしたものが
教えてくれたことは

土砂降りの雨が
掻き消した声は
空気を引き裂いて

いつか私を殺してくれるはず

その日を待つばかりの毎日を
この上なく愛していると笑うわ


自由詩 ルミナス Copyright Mélodie 2006-02-27 00:21:36
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