わたしの棲みか
つくよみ

架空の都に憧れるのです。
そこでわたしはうたうたいになったり、
絵描きになったりして、
またそらごとの物語を紡いでいるのです。

物語は美しくて、うっとりします。
どこにもない都で、どこにもないオアシスの話を
しているわたしは胸いっぱいで
新鮮な空気を吸うと、、
立派な玉になって口からしあわせがあふれます。

ねえ、だからもう困らなくてもよいよ
おっかなびっくりで渡したラブレターは、
あなたのもとに届いて正夢になる。

ごひゃくねんごにもきのうにもあしたにも
きっとあなたはいて、
わたしはいて
求めあう心を持っているだろう。


自由詩 わたしの棲みか Copyright つくよみ 2006-02-08 05:57:33
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