一人遊び
こめ

アイスバーンの道を

一人むなしく歩いていた

いつもの風景いつもの時間

いつもの場所なのに何故か

ちがう世界に見えた

ガラスの瓶を拾って

思いっきり地面にたたきつけた

脳に響く音を出しながら

ゆっくりと破片が宙にまっていて

ゆっくりとむなしい音を奏でながら

地面に落ちてはじけていった

ぼくの心はガラスよりもろい

砕けたガラスを拾って

握りしめ

血がぽたぽたと落ちてきた

血で絵を描いて

一人遊びでもしようかな





自由詩 一人遊び Copyright こめ 2006-02-04 10:02:25
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