たとえ本当はそんなものなくても
腰抜け若鶏

道なんてあってないようなもの
父さんのコンパスはとっくに役立たず
前なんて方位 本当にあるのか?

テレビは真実を伝える気もない
ただ嘘で塗り固められた情報を吐き出すだけ
こんな世の中でどっちに進めって言うんだ?

みんなはとりあえず毎日どこかへ向かって進んでる
流されてるようにしか 見えないかもしれないけど
僕もやっぱりそう見えちまうのかなぁ?

さあ 今から自分の真実を見つけに行こう
自信もってこっちだって言える 確かな方角を
なに 今度も失くしたらまた探せばいい
自分の行き先ぐらい自分で決めたいだろ?
せめて自分の心が前と認めた方向へ

道なき道をただひたすら進んでる
母さんのぬくもりはとっくに消えちまった
優しさなんて感情 本当にあるのか?

宗教家は愛を語る資格もない
高い金を払わせて嘘を本当のように語るだけ
こんな世の中で誰を信じろって言うんだ?

行き先の見えない道を こっちは正しいと思えたら
その道は間違ってる そんなの知ってるんだよ
でもさ また信じてしまうんだ

さあ 今から自分の真実を探しに行こう
遠慮しないでこっちだって言える 確かな角度を
なに 今度も壊れたらまた直せばいい
自分の未来ぐらい自分で決めたいだろ?
せめて自分の心が好きと認めた方向へ

誰の言う事が本当なんだろ?
誰を信じりゃいいんだろ?
誰についてきゃいいんだろ?
僕は間違ってはいないか?

歩く事を止めない僕と 歩く事を止めたい僕
疲れたら木陰に入って休んでもいいんだ
そしたらまた立ち上がってさ

さあ 今から自分の真実を信じて行こう
それでもあえてこっちだって言える 確かな道標を
なに 笑われたら笑い返せばいい
自分のことぐらい自分で決めたいだろ?
せめて自分の心が正しいと認めた方向へ


自由詩 たとえ本当はそんなものなくても Copyright 腰抜け若鶏 2006-02-03 09:36:08
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