ちぎれ飛ぶ白
ミゼット

みどり、それに付随する赤、

何か書かなくてはいけないというので
わたしはこうしているのです
あんまり静かでうるさいので、
以前どうやっていたか忘れてしまった。

みどり、それに付随する赤、

たぶんおそらくはオレンジの果実のようで
新しく買ったセーターについたケチャップのしみに似ているのでしょう

わたしはあなたを憎んでいますが
あなたはわたしのことなど知らない。
知る、ということは居る。ということで
知らない、のであれば存在していなくてもいいのです。

みどり、それを凌駕する赤色赤色赤色赤色赤い赤い赤い赤い赤い

魂を、それだけを取り出したなら、

凌駕する、越える。

詰めたばかりの指を、行為全体をなかったことにしてのばしていく

相変わらずブキヨウなんです。
うそつきなんです。
鳥が逃げました。
カナリアはいませんでした。



「五分間、空白。」

「息を吸って、吐いて
 息を吸って、吐いて」



外は良いてんきですよ。
よかったらまた、なぐってください。


自由詩 ちぎれ飛ぶ白 Copyright ミゼット 2006-01-30 17:36:31
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