四季 1章
こめ

桜並木の下で

花吹雪が舞

気持ちがいい春の風が

ぼくの傷ついた心を癒してくれた

やっとあの冬が終わってくれた

あの悲しい過去は過ぎていく

今はただこのままでいい

このままゆっくり時が動けばいい

僕にも新しい人ができた

もう過去のことで傷つくことはないんだ

そう思いゆっくり腰を下ろし

寝ころぎソラを見た

そしてゆっくりとまぶたを閉じて

昼寝をしようとしたが

急に影が出てきた

驚いて跳び上がると

そこにはあたらしい人が

お腹を抱えて笑っていた

ぼくはあきれた顔をしてキミを見た

そしてゆっくり立ち上がり

キミの手を取り走り出した

キミは慌てて転けそうになったが

僕が支えてやった

そしてまたキミと一緒に走り出した

どこまでも一緒に四季をかけていこう



自由詩 四季 1章 Copyright こめ 2006-01-02 12:20:30
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