ポエムの国
モリマサ公
お父さんにじゅうりんされて
きもちいいとおもったことが
いちどでもあるこどもたちが
おとなになって かいた詩が
ポエムから追放されて
どこにも国がない
戦車をのりもののようにのりこなし
家族にかいた手紙たちはかぜにとばされ
そらというのはなまえのないどこかとおい場所になった
愛とか平和
狂気と平等
せかいはひかっていて柔軟です
わたしたちは宇宙とかかぞえてるみたいにおろか
ちへいせんにむかって
いやしいコトバとかぽいぽいなげて
よるがくるとひんやり輝く星みたいに
さみしい
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