詩を忘れた
かのこ

それは一晩中泣き喚いた後の
空の真白
真白で無関心な、朝、まぶしくて
腫れ上がった目蓋と、熱い頬と
厭味たらしい空の

詩を忘れた
詩を忘れた
詩を忘れた

後は空白
空の


未詩・独白 詩を忘れた Copyright かのこ 2005-11-27 20:19:26
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