火の酒
蒼木りん

琥珀の火の酒を
舌から喉の奥に流し込み
血液に乗せれば
私の身体は
いつでも燃える
青い炎になって

すでに
燃えているのだろう
熱い身体を
シーツの上に横たえたら
あなたごと
炎に包んで
空中に消えてしまいそうだ



未詩・独白 火の酒 Copyright 蒼木りん 2005-11-24 23:27:07
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